Unbeaten by Rain

雨ニモマケズ

雨ニモマケズを自分に置き換えてみた

とても有名な詩 “雨ニモマケズ”。宮沢賢治先生の死後、遺品の手帳から見つかった詩です。
私ならどういうものになりたいだろう?って考えてたら、こんな詩になりました。

雨にも負けず

– 宮沢 賢治 –

雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
(よく)はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしは
なりたい

原文を表示

自分にも負けず

– 安富 博文 –

弱い自分にも負けず
醜い自分にも負けず
人の仕草や文句も気にならない
丈夫な心を持ち
欲はあるが
決して欲張らず
いつも静かに笑っている
一日に二回ほど
ゆっくりと珈琲を飲み
あらゆることを
焦らず冷静に判断ができ
よく見て聞いて理解し
そして涙もし
小さな書斎のある
素敵な家に住んで
東に日が昇れば
近所を走って汗を流し
西に日が沈めば
家に帰って風呂に入り
南から暖かい風が吹けば
風を背にして散歩をし
北にはじいちゃんの墓があるから
行って話して手を合わし
日照りの時は木陰で本を読み
涼しい時には絵を描き
家族にお父さんと呼ばれ
時に厳しく
時に優しい
そういうものに
わたしは
なりたい

そして、幸も不幸も同じように受け止められるような、そんな歳のとり方をしたい。

あなたなら、どんなものになりたいですか?

Leave a Reply

⚠ Remove all the HTML code leaving just the text you want. Please keep the comment within the 140 word limit.