Rorstrand Eden
1960-1972年に製造された Rorstrand の Eden は、北欧ヴィンテージ FUN! の中でも特に人気が高く、本国スウェーデンでも今だに人気の高いシリーズです。大胆で印象的な青い林檎と、繊細に表現された葉とのコントラストが心地の良い素敵な作品です。
人々を魅了し続ける青い果実は、ドイツの女性デザイナー Sigrid Richter の代表作。彼女の手によって1960年にデコレートされました。
近年では Rorstrand 創業290周年記念して、ファン待望の 復刻品 がリリースされ、注目を浴びています。
瑞々しいハンドペイント
ゴム版でプリントされた林檎の輪郭と葉の葉脈の上から、鮮やかなブルーとグリーンがハンドペイントによって、ひとつひとつ瑞々しく色付けされています。
北欧ヴィンテージ食器の中でも、個体差が大きい作品だと思います。だからこそ、それぞれに個性があり、出逢う作品それぞれに運命を感じることができます。
数ある Eden シリーズの中でも、カップ&ソーサーのソーサーだけに深いブルーが採用されているところが興味深いですね。きっとプレートの上に置かれた林檎をイメージした、彼女の遊び心だったのではないでしょうか。
デザイナー
Gustavsberg のデコレターをしていた Sigrid Richter は、1950年代半ば Rorstrand に籍を移しています。その後、1960年に彼女の代表作となる Eden を発表します。
Eden のデザイナーとして、Mon Amie を手がけた Marianne Westman の名が誤って伝えられてしまうことがありますが、Eden が誕生した1960年に Marianne Westman はアメリカを旅していたので、Sigrid Richter が手掛けたのは間違いないようです。
名前の由来
私の調べた限り、名前の由来が “エデンの園” であるという資料は見つかりませんでしたが、アダムとエヴァが食べたあの禁断の青い果実。その世界を、食卓に上手に溶け込むように表現された作品だと思います。
ヴィンテージ食器との日常
家の前の林の草刈りをおえ、お風呂に入り、綺麗になった景色を観ながら、コーヒーを楽しむ。そんな... 私にとっては、とっても幸せなひとときをパチリ [【◎】]_・。)
何もないような普通の時間が、ヴィンテージ食器で彩のある時間に変わる。
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Rorstrand Eden
ヴィンテージとの出会いは、まさに一期一会。タイミングによっては、販売されていないこともあります。また、リンク先に Eden 以外の商品や復刻品が表示されることがありますので、ご購入の際は十分にお気をつけください。
永い沈黙を破り、復刻が決定
Rorstrand 創業290周年を記念し、過去40年に生産されたパターンの中からファン投票が行われ、世界中のファンによって1位に選ばれた Eden は、製造終了した1972年からの永い沈黙を破り、見事復刻が現実になりました。
iittala Teema との相性抜群
Rorstrand は、1726年にスウェーデン王室御用達の釜として創業したテーブルウェアブランドで、2001年に iittala の傘下になりました。この度リニューアルされた Eden のプレートは、iittala の Teema のプレートと同じフォルムなので、Teema ブルー との相性は抜群です。同じ食卓に並べると、ヴィンテージのカップ&ソーサーのような組み合せを演出することができます。
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Rorstrand Eden
Rorstrand の創立290周年を記念して Eden はリニューアルされ、廃盤から半世紀たった今も愛され続けています。