Blue Nude

ブルーヌード

Blue Nude 1952

Blue Nude

Henri Matisse (アンリ・マティス) (1869-1954) は、僕が敬愛する画家の一人。こちらは 1952年に描かれた Blue Nude (ブルーヌード) です。

デザインに携わる人でマティスの名を知らない人は流石にいないと思いますが、一般的には教科書で見たことがあるが、作者の名前までは知らないという方が多いように思います。

なぜブルーヌードについて書こうかと思ったかと言うと、自分のクリスマスプレゼントにポスターを購入したからなんです。街で一眼見ただけでポスターに釘ずけになっていたところ、お店の人から「そんなに好きならポスターだけの価格で、額縁付きにしてあげるよ」と声をかけられました。これも何かの縁だと思い、即決購入。B1 サイズのポスターを守る重い額縁を持ち電車を乗り継ぎ、家まで帰りました。

ポスターを買ってからというもの 毎日この作品を目していますが... 美しいですね。ただただ脱帽するばかりです


マティスは、あの Pablo Picasso (パブロ・ピカソ) (1881-1973) と友人であり、20世紀の2大巨匠と言われています。友人でもあり最大のライバルであった ピカソは2人の関係をこう表現したそうです。

  • 誰も自分ほどマティスの絵を注意深く見る者はいないし、マティスほど自分の絵を注意深く見る者はいない

お互いを認め合いライバルとして尊敬していたということが良くわかりますね。そして、マティスの死後、ピカソはこんな言葉を残しています。

  • 自分に残されたのは、伝説の様なマティスのオダリスクである

と友人に語っていたそうです。オダリスクとは、ハーレムの女と言う意味です。マティスがオダリスクをモチーフに描いた数々の作品が、ピカソの心に深く刻まれたということでしょうか。そして

  • 自分がマティスの作品を受け継ごう

とも言ったそうです。死後も続く深い友情が伝わってくる一言ですね。

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