ARABIA Ruska

アラビア ルスカ

ARABIA Ruska

Ruska (ルスカ) ARABIA (アラビア) を代表する女性デザイナーの一人、Ulla Procope (ウラ・プロコッペ) が手掛けた ARABIA の作品の中でも特に有名で、人気の高い名作です。1961から1999年の永きに渡り生産されたこともあり、Ruska は今でも多くのフィンランドの家庭で見ることができ、北欧のヴィンテージ食器としては手に入れやすい価格で取引されています。お求めやすさと飽きのこないデザインから、私がはじめて選んだ ARABIA のヴィンテージ食器がこの Ruska です。
私のように北欧のテキスタイルや家具に魅力を感じた人たちが、北欧のライフスタイルを実生活に取り入れるファーストアイテムとしておすすめしたいシリーズです。

プレート
紅葉

名前の由来

自然豊かなフィンランドの壮大な紅葉の時期のことを Ruska (ルスカ) と言います。フィンランド語で “紅葉” を意味する Ruska は、彩られた葉のように、ひとつひとつ違った表情が魅力です。

  • マスタード
    Mustard (マスタード)
  • カッパー
    Copper (カッパー)
  • チョコレート
    Chocolate (チョコレート)
  • ブラック
    Black (ブラック)

金属を含んだ特殊な釉薬によって創り出される色合いは、明るいマスタードや赤黒いカッパー、そしてチョコレートのようなダークブラウンから味わい深いブラックまでと多彩です。また、一つとして同じ模様の Ruska は存在しないので、それぞれが世界に一つだけの作品となります。

コーヒーポット ティーポット

軌跡

1960年代のミラノトリエンナーレで発表されて以降、約40年の永い間 Ruska (ルスカ) が愛され続けたのは、当時の主婦のライフスタイルにマッチしたことが一番の理由といえます。
土を原材料とする陶器とは違い、石を原材料にして高温で焼き上げることで、硬く丈夫で耐熱性の高いセラミック素材を開発することに成功した ARABIA (アラビア) は、最初の製品として Ruska を発表しました。料理をオーブンから直接食卓へ出すことを可能にした RUSKA は “オーブンプルーフ” の先駆けとなり、機能性とデザイン性の両方を卓越した存在として不動の地位を手に入れたのです。
そしてその機能美から多くの種類が作られ、プレートやポット、クリーマーなど種類は30を超えるほどになりました。

カップ&ソーサー

不朽のフォルム

中でも最も売れた、Ruska (ルスカ) のカップ&ソーサーのフォルムは S-model (エス モデル) と言われ、その後も Anemone (アネモネ) Rosmarin (ロスマリン) Ruija (ルイージャ) など多くの作品が生まれ、不朽のフォルムと言われるようになりました。その素朴で温かみがある佇まいは、ここ日本でもファンが多く、今でも多くの人に愛され続けています。

私の愛用する Ruska のカップ&ソーサーは、デミタスとティーカップの2サイズです。